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サイディング工事の調査で聞かれたこと

投稿日:2020年11月23日 (月)
投稿者:富田 恭平

オリバー高岡店の富田です。 
 
外壁の工事の相談をいただいて調査中にお話しを聞いていると時々変わった理由で外壁を直そうと思われているのを聞くことがあります。 
 
①外壁が古くなっているのでこのままでは外壁から水が入って建物が腐ってしまうと訪問販売の人に言われた。 
 
  外壁の内側には築年数には透湿防水シートが貼ってありますので柱、土台などまで水が入ることは少ないです。 
  柱、土台などまで水が入るような状態になるには外観で見てわかるくらいにいたみがあると思われます。 
 
  外壁の診断をして工事が必要かどうかお伝えします。 
  
②家が地震に弱いのでサイディングを貼って補強しなければいけない。 
 
  サイディングを重ね貼りする場合は下地胴縁を既存の外壁に打ち付けますが耐震補強にはなりません。 
  古くなった外壁の脱落を防ぐことの役にはたつかもしれません。 
 
  補強する必要があるかどうかの診断を行います。 
  必要な場合は場合は補強する箇所の外壁をはぐっての補強をするか内側からの補強をした方がよいです。 
 
③家が寒いので断熱材の入った金属サイディングを貼って家の断熱をしたい。 
 
  金属サイディングを貼る場合は壁内結露防止のため通気層を設けての施工をしますので断熱の効果はほとんどないと思われます。 
  サイディング本体の断熱性能がありますが家とサイディング本体の間を外気が通りますので家の断熱性能の向上には効果がないと思います。 
  壁を二重にすることで遮熱の効果はありますが断熱材によりますが壁面からの熱の侵入は一般的な家で全体の13%程度です。 
   
  遮熱の場合は家全体の熱の侵入の約71%が窓からですので窓の対策が効果的です。 
  断熱の場合は家全体の熱の損失の約48%が窓ですので窓の対策が効果的です。 
 
  上記の内容は主に訪問販売や家の点検をしてもらっていわたとのことです。 
  不安になった場合は信用のできる会社への相談をお勧めします。